画像:独立行政法人 国立病院機構 敦賀医療センター

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放射線科

放射線科では放射線画像診断を行うためのいくつかの検査室があります。
当院の放射線科ではX線一般撮影(マンモグラフィー含む)、CT検査、MRI検査、Ⅹ線TV検査、骨密度検査が行われており、専属の放射線科医師が得られた画像から病気を見つけ出し診断が行われています。
CT装置やMRI装置(3T)の共同利用も盛んに行っています。
近隣病院から患者様の都合の良い時間で随時予約対応しています。
(申し込みは近隣施設から病診連携室にて受け付けしています。)

放射線科 スタッフ

医長 西川 聡 (にしかわ さとし)

平成4年 福井医科大学卒

放射線科専門医(画像診断)

放射線技師:6名 受付:1名

一般撮影検査

画像:画像右揃え

X線で目的の部位を撮影し、体内部の様子を調べる検査の一つです。その簡便性や経済性から今でも多くの疾患などのスクリーニングや経過観察する目的で一般的なX線検査が行われます。健康診断でもこのX線検査が実施されています。 胸部撮影では、肺の病変や心臓、その他の臓器の形や大きさ、腹部撮影では、腸管にあるガスの観察などができます。また、骨撮影では骨折の有無などを確認でき、身体すべての部位の情報が得られます。

乳房撮影検査

乳房撮影検査とは

画像:画像右揃え

乳房X線写真(マンモグラフィ)を撮影し、乳房にできるさまざまな病変を見つける検査です。マンモグラフィは、触診では診断できない小さなしこりや、しこりになる前の石灰化した微細な乳がんの発見に威力を発揮します。これにより、乳がんを早い段階で見つけることができます。近年では、乳がんなどの早期発見につながる検診としても、一般的に行われるようになっています。

乳がんは、乳房内の「乳腺」から発生します。乳腺は、骨や肺と違って普通のX線撮影装置では写りません。そのため乳房専用の撮影装置を使用します。

当院は、マンモグラフィ検診精度管理中央委員会の「マンモグラフィ施設画像評価」において、検診および診療に良いマンモグラフィ画像を提供できると認定されている施設( マンモグラフィ検診画像認定病院 )です。撮影は専任の技師が担当しています。

また、敦賀市が行っている乳がん検診の指定医療機関となっています。

乳がんについて

1994年以降、女性の部位別がん罹患率は乳がんが第1位になり、現在でも増えています。特に、他のがんと違って40歳代という比較的若い世代での罹患率が最も高いという特徴があります。

しかし、乳がんは早期発見で治療すればほぼ完治する病気です。がんを早い時期に発見するためには、毎月の自己検診に加えて、「マンモグラフィ」などの画像検査を取り入れた乳がん検診を定期的に受けることが大切です。

40歳以上の方は、定期的にマンモグラフィを取り入れた乳がん検診を受けましょう。

CT検査

MDCTの特徴として今までの装置では出来なかった撮影時間の短縮と薄いスライス厚で広範囲の撮影が可能となり、横断像(輪切りの画像)だけでなくその画像を再構築することで、いろいろな方向の断面(MPR画像)や骨や血管の3D画像を得ることができるため、病変の診断に威力を発揮します。

またリアルタイムにCT画像を見ながら経皮的肺生検にも用いられています。

画像:画像中央揃え

CT撮影画像

MRI(磁気共鳴)検査

平成25年4月に嶺南初の最新3.0テスラMRI装置に更新しました

MRI検査は、磁石による磁場と高周波(電波)によって体の中を画像として調べる検査です。CT検査やX線検査と異なり、放射線を使用しないので被ばくが無いこと、造影剤を使用しなくても血管の描出が可能なこと、骨があってもその周囲の組織や血管を描出することが出来ます。

今までのMRI検査は、暗い部屋、狭いボア(筒)開口径の中で検査を行っていましたが、検査室を増築したことで検査室内を、環境にやさしいLED照明、装置本体は、ボア(筒)開口径が直径60cmから70cmと以前と比べて広く、明るく、圧迫感のない開放的な環境で検査を受けていただけるようになりました。

MRIの特徴

画像:画像右揃え

3テスラMRI装置は従来の1.5テスラMRI装置に比べ約2倍の信号が得る事ができ、病気の診断能が向上します。

骨の影響が少ないために、頭など骨に囲まれた場所がCTと比べてよく見えます。

骨に囲まれた部分だけでなく、骨の中の変化も見ることができます。

筋肉や実質臓器などのコントラストがCTに比べてよく、さらに任意の断面を撮像することにより、内部構造など診断能が向上します。

造影剤を使用せずに血管など見ることができ、脳ドックなどの検診にも有効です。

MRIの注意事項

強力な磁気や電波を使用しているため、ペースメーカーを装着している方など検査を受けられない方や、持ち込めない物など特別な注意が必要です。詳しくは「MRI検査室制限事項」をご覧ください。

MRI検査室制限事項

MRI撮影画像

MRI撮影画像