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画像:【敦賀医療センター】福井県敦賀市の国立病院機構病院

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地域がん診療連携拠点病院

当院は福井県知事の推薦を受け、厚生労働大臣から平成19年1月31日付「地域がん診療連携拠点病院」の指定を受けました。今回、2019年3月の認定期間満了に伴い更新を申請し、引き続き2020年3月31日までの認定を受けました。「地域がん診療連携拠点病院」とは、国の「第3次対がん10ヵ年総合戦略」において、全国どこでも質の高いがん医療を受けることができるように、各地域におけるがん診療の連携拠点としての診療機能の充実と診療体制の整備を行っている病院のことです。 地域がん診療連携拠点病院の指定要件の主な診療体制は以下のとおりです。

  1. 各医療機関が専門とする分野に於いて、集学的治療(手術・抗がん剤治療・放射線治療等の組合せや緩和医療を含む複数診療科間における相互診療支援等)及び各学会の診療ガイドラインに準ずる標準治療並びに応用治療を行っています。(放射線治療については末尾に解説を掲載しています)
  2. セカンドオピニオンを提示する機能を持つか、又は施設間連携によって対応できる体制をとっています。
  3. 緩和医療の提供体制
    1. 
医師、看護師、医療心理に携わる者等を含めたチームによる緩和医療の提供体制を整備しています。
    2. 地域において、かかりつけ医を中心とした、緩和医療の提供体制を整備しています。
    3. かかりつけ医とともに地域がん診療連携拠点病院内外で共同診療を行い、早い段階から緩和医療の導入に努めています。
    4. かかりつけ医の協力・連携を得て、退院後の緩和医療計画を含めた退院計画を立てています。
    5. 地域の医療機関への診療支援や病病連携・病診連携の体制
  1. 地域の医療機関からの紹介患者の受け入れ、及び患者さんの状態に適した地域医療機関への紹介を行っています。
  2. 地域がん診療連携拠点病院内外の医師が相互に症例相談・診断依頼等(病理診断、画像診断、抗がん剤や手術適応等に関する相談を含む)を行う連携体制を整備しています。
  3. 地域の医療機関の求めに応じて、がん患者に対する共同診療計画の作成等に関する支援を行っています。
  4. 地域連携パスの整備をしています
  5. ゲノム医療とAYA世代のがんについて

    1. ゲノム医療

      患者さんの状態に応じた適切な診療の相談を行っています。

    2. AYA世代のがん

      AYAとは、『Aolescent and Young Adoult』の略で、『思春期と若年成人期』
のことをいいます。

      当院では、抗がん治療だけでなく、心理社会的な面も含めて総合的に対応
できるような体制を整備しています。
  6. 敦賀医療センターがん診療実績について

    「登録年別がん登録件数」および「悪性腫瘍に対する手術件数」

放射線治療について

画像:放射線治療について

当院には放射線治療装置 米国Varian社製 Clinac 21EX(平成22年1月より稼働)が導入されており、頭部から下肢までの外部照射を行っています。

主にがんの治療を行う装置で治療期間は1~8週間、疾患や目的等によって治療日数(回数)が異なります。1回の治療にかかる時間は10~20分と短く、治療そのものによる痛みはありません。

放射線治療は外科手術、化学療法(抗がん剤)と並ぶがんの3大治療法のひとつです。よく手術と放射線は比較されがちですが、必ずしもどちらか一方を選ぶとは限らず、両者を組み合わせて治療することもあります。

治療の進め方には、大きくわけて「診察」、「治療計画」、「放射線の照射」、そして「経過観察」の4つのステップがあります。

  1. 診察:
    放射線治療の専門医が診察し、病気の種類や種々の検査結果(X線写真やCT、MRIなど)をもとにして、病気にとって最もよい治療方針を決定します。
  2. 治療計画:
    放射線治療の専門医が治療方針に則り、治療計画システムで照射の方向や範囲を決めて線量計算をします。
    最近ではCT撮影を行いその画像を治療計画システムに取り込んで、正確な線量を視覚的に評価することが可能になりました。照射の位置がわかるように皮膚にシールを付けたり、また照射部位によっては動かないようにする固定具やマスクを付けて頂くこともあります。
  3. 日々の治療:
    放射線技師が治療計画に則り、放射線治療装置(通称:リニアック)で照射します。
    通常2~7週間程度、リニアック室に通っていただきます。
  4. 経過観察:
    治療期間中は毎日、放射線科医が診察をし、その日の体調等のチェックを行っています。
    週1回は福井大学の放射線治療の専門医が治療効果の判断や副作用が出ていないかチェックをします。
    また治療が終わり、何も変わったことがなくても経過観察が大切です。

副作用

放射線による副作用は治療する場所によって異なり、発症時期・程度は千差万別です。

治療期間中に起こる副作用の多くは一時的で、治療が終われば次第に治っていきます。

また、副作用が出ても薬などで軽くすませることもできます。我慢せずに何でもご相談下さい。

Q&A

Q1

1回の治療時間はどのくらいかかりますか?

A1

通常は10分から20分程度です。

Q2

治療開始から終わるまでどのくらいかかりますか?

A2

治療期間は部位により異なり、通常は2~7週間(10~35回照射)程度です。

Q3

髪の毛が抜けたりしませんか?

A3

放射線による障害は放射線を照射した場所にしか起きないので、胸やお腹の治療をされている方は髪の毛が抜けることはありません。また、放射線による脱毛は殆どが一時的なもので時間が経つと生えてきます。

Q4

放射線が当たると熱くなりますか?

A4

実際に放射線が当たっても何も感じません。
しかし、治療が進むと放射線による皮膚炎によって日焼けと似た症状が出る場合があります。

おわりに

放射線治療部では、がん患者さんをあらゆる方面からサポートしたいと思っております。
“すべては患者さんの利益のために”

この理念のもと、我々は患者さんと二人三脚で治療に向き合っていきたいと思います。