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画像:【敦賀医療センター】福井県敦賀市の国立病院機構病院

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放射線科での撮影・検査

以下、順に「CT検査」「MRI検査」「RI検査」「血管造影検査」「骨密度検査」をご案内します。
(ご覧になりたい検査をクリックしてください)

CT検査とは

コンピューター断層撮影(Computed Tomography)の頭文字をとった略称です。人の体の周りを回転しながらエックス線を当て、その情報をコンピューターで処理することで断面像(輪切りの画像)を得ることができます。 検査にかかる時間は準備も含めて概ね 10 分~30 分です。検査する部位や目的によってかかる時間は異なります。CT検査には単純検査と造影検査があります。造影CT検査では造影剤という薬を投与して撮影を行います。これに対して、造影剤を使用しないCT検査を単純CT検査といいます。

【検査前】

必要に応じて更衣をしていただきます。その際、撮影範囲に金属類(入れ歯、ブラジャー、ネックレスなど)がある場合は外していただきます。妊娠中または妊娠の可能性のある方、心臓ペースメーカーまたは植え込み型除細動器が体内にある方は医師または検査スタッフ(診療放射線技師、看護師)にお知らせください。

【検査中】

寝台に寝て撮影を行います。検査部位により息を止める動作が必要となる場合があります。

息を止めるのは一回につき数秒から十数秒程度です。

【検査後】

別途医師からの制限がなければ食事、入浴は平常どうりで結構です。検査結果は、主治医の診察にてご確認ください。

〇検査所要時間について(目安の時間)

・単純検査 約10分

・造影検査 約15~20分

・心臓検査 約20分(前処置60分)

造影CTについて

画像:単純検査と造影検査の比較単純検査と造影検査の比較

検査で使用する造影剤は一般に「ヨード造影剤」と呼ばれるものです。基本的に右肘の静脈から注入します。これによって血管や病巣がわかりやすくなり、単純検査より詳しい情報得ることで、診断をより正確にできます。造影剤の使用でごくまれに副作用を生じる場合があります。異変を感じたり、ご気分が悪くなった場合はすぐに検査スタッフにお伝えください。

【造影CT検査を受ける方へ】

検査が午前の場合は朝食を、午後の場合は朝食後食べないでください。(検査前4時間絶食)

水やお茶などの水分はお飲みいただいて結構です。(心臓検査の場合カフェイン不可)

薬の服用につきましては主治医にご相談ください。

下記のうち、いずれかに当てはまる場合はお知らせください。

・これまで造影剤を使用する検査を受けたことがあり、気分が悪くなったことがある。

・喘息を患っているまたは患っていたことがある。

・食べ物や薬に対してアレルギーがある。

・糖尿病の飲み薬を服用されている。

【造影検査後について】

投与した造影剤は、尿とともに対外に排出されます。検査後は医師からの制限がなければ当日、お食事の際にコップ1杯、普段より多めに水分を摂ってください。ごくまれに副作用として数時間~数日の間に発疹や頭痛、吐き気などがみられることがあります。症状がひどくなるようでしたら、遠慮なくご連絡ください。

MRI検査とは

当院のMRI室はフィリップス社製3テスラの装置が稼働しています。検査部位は頭、腹、骨盤部など(空気を含む胸部以外)の撮影を行っています。撮影時間は撮影部位によりますが、単純検査(造影剤を使用しない検査のこと)で約20分かかります。放射線は使わず、磁力を用いて検査を行います。

【検査紹介】

脳梗塞の治療は早期発見が重要になります。急性期の脳梗塞の診断はCT検査では難しいですがMRI検査には急性期の脳梗塞部位が明瞭に描出される撮影方法があり、この方法で検査を行うことで急性期の脳梗塞を素早く診断し治療を開始することができます。

また脳出血の原因の一つである脳動脈瘤については、造影剤を使用しないで脳血管を描出し、診断することができます。撮影された脳血管は3D画像にすることで多方向から観察することができます。

腰痛では腰椎部の脊髄の状態などを画像化することで、原因となる痛みの場所を発見・特定することができます。

【注意事項】

MRI検査は強力な磁石の力を使用して行うため、金属を検査室に持って入ることが出来ません。腕時計などの金属やクレジットカードなどの磁性体をMRI検査室に持ち込むと腕時計は磁化され故障し、クレジットカードは磁気が消失し使用できなくなるため持ち込めません。また発熱素材の下着を着用したままMRI検査を行いますとヤケドを起こす可能性があるとの報告があるため、当院では検査前に検査着(上下)に着替えていただいています。

体内にペースメーカや脳動脈瘤クリップなどの医療機器を留置されている方は検査が行えない場合があります。体内金属を留置され当院以外でMRI検査を受けられた方でも、体内金属が当院のMRI(3テスラ)装置に対応しているかを確認する必要がありますので、体内金属を留置されている方は主治医の先生に体内金属を留置されていることをお伝えください。

入れ墨のある方は顔料に鉄製剤が含まれていることが多く、ヤケドを起こすことがありますので、主治医の先生と相談してください。また、アイシャドウなどの化粧品には鉄製剤が含まれている場合があることから、検査前にメイクを落としていただくこともあります。

コンタクトレンズには磁性体を含むものがあり、つけたまま検査を受けますと眼球障害になる可能性がありますので、外して検査を受けていただきます。この場合保存液、ケースはご自身で持参していただく必要があります。

検査はMRI装置のトンネルの中に入っていただき、上を向いて寝た状態で行います。検査室内は若干涼しめの設定のため、寒いと感じられる方は検査前にタオルを準備しますので担当技師に伝えてください。

画像:MRI用ヘッドセットMRI用ヘッドセット

また検査中は大きな音が鳴りますので、MRI用ヘッドセット(図1)を装着していただき検査を行います

RI検査とは

放射性医薬品を体内へ投与して、病気の診断を行う検査です。放射性医薬品とは少量の放射線を放出する放射性同位元素(アイソトープ)という目印がついた医薬品のことです。

投与する放射性医薬品は種類により特定の臓器へ集まります。集まった臓器や病変から出てくる微量の放射線を専用のカメラで検出し画像化します。検査時間は検査の種類によって異なりますが、約30分から1時間程度です。注射をして当日撮影する検査や数日後に撮影する検査があります。

投与された放射性医薬品は時間の経過とともに放出される放射線量は減少していき、排尿・排便により排泄されます。

【検査紹介】

負荷心筋血流シンチ

心臓を動かす心臓の筋肉へ栄養を運ぶ血流が十分に保たれているかを調べる検査です。

心筋への血流量により【狭心症】【心筋梗塞】などの診断に有効とされています。

運動をしたり、薬を使って意図的に心臓を運動した時と同じような状態にして血流が保たれているか調べることで潜在的な異常を見つけることができます。

画像:負荷心筋血流シンチ
  • 撮影は午前と午後の2回あります
  • 水分制限あり
  • カフェイン含有物は摂取しないでください
  • 摂取できる水分は水のみです
  • 食事制限あり
  • 午前の検査:早めの軽食
  • 午後の検査:絶食
  • 投薬から20分後に検査開始 (午前)   検査時間は50分
  • 投薬から3時間後に検査開始(午後)   検査時間は20分

脳血流シンチ

脳の各部における血流のわずかな変化を見つけるための検査です。

【認知症】【脳梗塞】【てんかん】などの診断に有効とされています。

脳への血流が低下すると、正常部位より薬の取り込みが低くなります。脳のどの部分の血流が低下(薬の取り込みが低下)しているのかを調べ、脳の状態を評価していきます。

画像:脳血流シンチ
  • 食事制限なし
  • 投薬から5分後に検査開始
  • 検査時間は60分

骨シンチ

全身の骨の状態を見るための検査です。

X線写真では見つけることの難しい骨の炎症や微細骨折などを調べることができます。

治療の前後で検査することで治療効果を知ることもできます。

画像:骨シンチ
  • 薬が膀胱にたまるため検査直前に排尿
  • 投薬から3時間後に検査開始
  • 検査時間は30分

血管造影検査とは

非イオン性ヨード造影剤を使用し、心臓や心臓の血管(冠動脈)をはじめとする目的とする血管を直接造影して診断を行う検査です。

【どんな検査?】

手首や肘や大腿の付根の動脈または静脈から、柔らかい管のカテーテルを目的部位まで入れます。カテーテルの先端から造影剤を血管に注入しながら専用の装置で撮影することで、血管を詳細に写し出し病変の有無を調べたり、治療を行います。

当院では心臓の冠動脈狭窄に対する拡張術やステント留置術などの治療も施行しています。

【検査で分かること】

  • 心臓から血液を送り出す圧量の測定
  • 心臓や肺動脈の血中ガスを分析することで酸素の取り込みなどを評価
  • 血管の形状(狭窄、閉塞)などの診断
  • 治療後の状態など

【検査の流れ】

  • 検査寝台の上に仰向けになり、足の付け根または、腕を消毒して、体の上に清潔な布をかけます。
  • 局所麻酔を行い、その麻酔をした部分にカテーテルという管を入れるため針を刺します。カテーテルを目的の血管まで進めていき、そこから造影剤を注入して撮影を行ったり、細くなった血管を拡げたりする処置を行います。
  • カテーテルが血管内を通過する際に痛みを感じることはありません。撮影や治療の終了後はカテーテルを抜いて、圧迫止血をします。動脈を止血する場合、出血を防ぐため数時間安静にしている必要があります。
  • 検査時間は検査項目によって異なりますが、早いもので30分~1時間、治療まで実施する場合3時間を超えることもあります。

骨密度検査とは

骨密度検査は骨密度(骨塩量)を測定する検査です。これにより骨粗鬆症や関節リウマチ、ホルモン分泌異常の診断が可能で、またそれらの経過観察及び治療効果の判定等にも利用されています。測定法は複数ありますが、当院では精度の高いDEXA法(Dual Energy X-ray Absorptiometry)を用いて検査を行っております。

【骨粗鬆症とは】

骨粗鬆症は、骨量の減少と骨質の劣化により骨密度が低下する骨の疾患です。健康な人に比べて骨折のリスクが増大します。

骨密度低下の原因には、閉経後のエストロゲンの急激低下による骨量の減少や、加齢に伴う骨形成能の低下などがあります。また特定の疾患、病態、薬物が原因になることもあります。骨折をしやすい箇所には、椎体、大腿骨頸部などがあります。

【検査の流れ】

  • 検査の時間はおよそ15分程度です。
  • 検査前の食事制限等はありません。
  • 測定部位に金属やプラスチック類がある場合、測定の妨げとなるため検査着に着替えて頂くこともあります。
  • 検査は検査台の中央に仰向けに寝た状態で行います。腰椎検査時には膝関節を曲げて膝から下をクッションに置いた状態で行い、大腿骨検査時には足に固定具を付けて足が動かない状態で検査を行います。
  • 検査中に体動があると検査結果の精度に影響がでますので、測定中は動かないようにお願い致します。

検査結果は自分の骨密度と同年代、若年成人の値と比較し、自分の骨密度が何%に当たるか示をします。若年成人の平均値(YAM: Young Adult Mean)との比較は骨粗鬆症の診断に用いられます。若年成人の平均値と比較して80%以上で正常、70~80%では骨量減少、70%未満は骨粗鬆症と診断されます。

骨粗鬆症初期にはほとんど自覚症状がありません。そのため、定期的に骨密度検査を受けることで骨粗鬆症の早期発見につながります。また自分自身の骨の健康状態を知り、食事・運動など生活改善をすることで予防にもなります。